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そのケースを開けると中にはビー玉ほどの小さな石があり、青い光を妖しく放っている。
女性
「申し遅れてしまったけれど、私の名前はヒビキレイコ。よろしくね、飛鳥くん」
飛鳥
「よよよ、よろしくお願いします。レイコサン…」
彼は気づいた。先ほどのファミレスより机が小さくなった分、彼女との距離が近くなり、より顔をハッキリ見つめることができる。
麗子
「うん。それでね、この石があなたを変えてくれる運命の石なの」
飛鳥
「はぁ、これが…」
麗子
「そう…え?いや、私じゃなくてこっちねこっち。これ見て。この石ね」
飛鳥
「あ、ウス」
麗子
「どう?綺麗でしょ?」
飛鳥
「ま、マジ綺麗ッス…」
麗子
「えっと、ちゃんと見てる?この石だよ?」
飛鳥
「バッチリっす」
麗子
「そ、そう。いい?この石はね、500年前に当時の将軍が少量だけ外国から買い取ったものなんだけど、うちの会社は極秘ルートで手に入れたの」
飛鳥
「(ごくひるうと…なんか今すげーエロい言葉に聞こえる)」
麗子
「この石を持ってるととんでもない力が飛び散るの…」
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