翔べ!転入生!!

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飛鳥 「(なんか…質問が重くね?なんのアンケートだこりゃ)」 飛鳥は『特になし』という言葉だけで紙を埋めた。と同時にアイスコーヒーを店員が運んで来た。 飛鳥が書き終えた用紙をじっと読む女性を、ズズッとコーヒーを啜りながら見つめる。綺麗な人だ…思わずため息が出る飛鳥。 女性 「かわいそうな人…」 飛鳥 「へ?」 女性 「あなたは自分の身に起こるツラいこと悲しいことを否定し、認めず、自分は満たされていると思い込んでしまうタイプの人なんですね!」 飛鳥 「え…いやそんなことないと思うんスけどへへっ」 飛鳥は意味なくだらしなく笑った。 女性 「いいえ、そうです絶対そうです。そうに決まってます。私について来てください。あなたの…力になりたい」 飛鳥 「お、俺の…ゴクリ」 『ついて来て』『力になりたい』というワードに、ドキドキと心拍数が上がってゆく飛鳥。 飛鳥 「(よくわかんねーけどこのお姉さんとまだ一緒に居られんならついてこ)」 そしてまたリードに引っ張られて飛鳥は彼女について行く。 コーヒー代はもちろん彼女が払ってくれたようだ。
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