8/20
前へ
/22ページ
次へ
電話を切って、煙草に手を伸ばす。愛用の。火をつけ煙らす。 いつもの彼女らしからぬ雰囲気が、胸を締め付ける。言葉少なに躊躇う彼女。 あの覚えのある雰囲気に、目を瞑り椅子に凭れる。 「君もいなくなってしまうんだね…」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加