第一夜 古い家

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まぶしさに堪え目を細めて見ると、テレビには真っ白な画面の真ん中に時計が浮かんでいた。 まるでそれは時報のように、ピッピッピッピと鳴る。 時計の針は、もうすぐ4時を指そうとしていた。 ピッピッピッピーン! 4時になった瞬間、足の方のドアが勢いよくバーン!と開いたのだ。
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