ようこそ、我が家(不毛の地)へ

10/10
前へ
/10ページ
次へ
説明乙。とばかりに父が失笑した。 「……まあ、がんばれ。」 「何よ、私には無理だとでもいいたいの?」 姉がジト目で父を睨む 「そういう訳じゃ…」 慌ててフォローを入れようとした時には既に画面と向かい合っている。 「くそう、放蕩親父なんか見返してやるんだからっ。」 「親父いうな、父上と呼べ!」 「うざっ!」 父と姉が仲良く喧嘩してるのを横目に、楓は、父を知る姉が親父と言うからには父親なのかもしれないと思った。 おめでとう、泥棒は親父の称号を手に入れた。 「僕は親父じゃないっ、父親だ。てか未だ泥棒扱いだったんだ?!」 ほう、君は今まで散々家を放置しておいてまだ親と名乗るのかね? 「何でそんな偉そう……いや、まあ……。スミマセン。てか親父の親はいいの?」 そこはつっこんじゃいけないトコだゾ♪
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加