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「あなた、顔、写真とほとんど変わってないわよ?いくらなんでも若過ぎでしょ。」
ちなみに母さんも数年前から姿形が変わってないが敢えてスルーする。
女には探ってはいけない秘密が色々あるのだ……多分。
「あはは、これでも僕36歳だよ?」
「……!」
少女は思わず後ずさると二度見しそうな勢いで男を見る。
驚愕のあまり口と瞳孔が開ききっている。
「嘘だ!」
少女の膠着が解けて第一声目がそれだった。
「……それは素なの?ネタなの?」
「私はいつだって本気と書いてマジと読む。……かもしれない。」
「何故不確定にたし!」
「ニ〓厨な親父なんて認め無いっ!!」
楓は断言すると家の階段を駆け上がっていった。
一方、力強く語尾に!マークを二つ付けられた男はガーンというでかくやたらと重そうな文字を頭の上に乗っけて玄関の隅で床にのの字を書いている。
さらに、何やら呟いているようだ。
「娘に親父って言われた。グスン、たしは同僚から移っただけなのに。同僚はに〓厨じゃなくて42chネラーなのに」
うん、聞かなかった事にしよう。
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