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立派な扉をくぐり、あたりを見渡すとリズさんが待っていてくれた。
良かった。リズさんの事だから何処かに行っていないか少し不安だった。
「あっ、終わりましたね。
神様と会ってどうでしたか?」
「いろいろ教えてもらったけど、覚える事が多すぎて正直、頭が痛いや。」
「じゃあ、まだまだ説明する事が有るんですが、それは明日、お話ししましょう。」
……まだ有るんだ。
一体、僕はこれからどうなっちゃうんだろう。かなり不安だよ…。
それから、僕達はまた30分位、かけて僕が目覚めた部屋に戻ってきた。
中に入ると部屋を出た時と内装が変わっている。
床には冬場には有難いふわふわの絨毯に、床に座った時に使う小さな机、入って右に小学生に入学する際に買った、今でも若干大きめの勉強机があり、その奥に水色の掛け布団にキャラクター物の枕が置かれたベッド、左には服などを入れるための木製のタンス、その奥にテレビ台に置かれた小さめの古いテレビとゲーム機と入れ物に入ったソフトがある、生きていた時に住んでいた家にある僕の部屋と全く同じだった。
絨毯に置かれた机の上に何かが書かれた紙切れが置かれているのに気付いた僕はそれを手に取り、読んでみる。
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