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僕はそのまま撫でられていた。
しばらく経ってようやく落ち着いた僕は空腹でお腹が鳴ってしまう。
「お腹が減ってるんですか?
良かったら私の部屋で一緒に食べませんか?」
「うん、そうするよ。
それにしても、なんで魂だけなのにお腹が空くんだろ?」
「それは生きている時は、肉体エネルギーと精神エネルギーで魂を維持していますが、死んでしまうと精神エネルギーだけになってしまいます。
精神エネルギーだけでは魂が維持できないので、死後、魂が消滅してしまうんです。
しかし、契約によって魂をある程度、維持できますが、それだけでは維持できないので、食事という形で精神エネルギーを増幅させ、魂を維持します。
空腹は契約の際に精神エネルギーが不足した場合、空腹で知らせるようにしたからです。」
「難しい事はよくわからないけど、食べないと、消滅するんだ。
うう、頭がパンクしそう。」
「あっ、すみません。
この職業に就くには天使認定試験で合格しないといけないので、つい問題を答える感覚でいろいろ言ってしまいました。」
また新しい知識が頭に入ってきた…。
今、思ったけど天使って職業なんだね。
一体、何日で僕の頭はパンクするだろ。
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