悪童

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走りが我慢できず単車をふかしてる奴や単車や車のパーツを自慢してる奴。 特攻服を新調しただなど色んな奴がいる。 車や単車のライトやテールランプがきれいで俺はこの時間も好きだった。 ヒデ「なっ、あそこの人って修さんやない?」 「ほんまやな、あっちはケン坊やな」 ヒデ「出たで!ケン坊!多分あの人に素手で勝てる奴おらんで」 「なんや噂やと不死身らしいで?」 ヒデ「不死身かい…ありえへんけどあの人ならそんな気するな(笑)」 「ほんまや(笑)」 そんなバカな話しをしてたら順也君が来た。 「おぅ、紹介するわ、こいつが前田洋司や」 洋司は小柄だかガタイがよく目つきも悪かった。 順也「で、こいつらが北中の九とヒデや」 順也君の紹介中、俺たち三人はメンチをきりあっていた。 順也「同級生どうし仲よぉーしろや!」 そう言って順也君は幹部だけが入るファミレスに入っていった。 メンチをきりながら沈黙が続く そんなキリキリした空気をヒデが切った。 「なぁ、お前さ、喧嘩強いんやってなぁ あ?どないやねん」 洋司「誰やオマエ、あんまなめんななやコラ!」 ヒデ「ワレこそなんぼのもんじゃいコラ!」 洋司「なぁ、九って言ったっけ?お前こいつどーにかせんかい」 「あ? 誰に口聞いてんねや 殺すぞお前」 洋司「ほな殺しあおうやんけ かかってこんかい!」 ヒデ「お前死んだで」 ヒデが洋司に殴りかかった。 が あっさりかわされ逆に殴られた。 ヒデ「このやろ コラぁ!」 ヒデは何回も殴りかかったがヒットしなかった。 逆にヒデはカウンターぎみにいいパンチをもらって倒れた。 「お前、なんかかじっとるやろ?」 洋司「なんでもええやんけ、強けりゃ文句ないやろ」 「ほな次は俺や」 洋司「ほぉ こいつみたいになりたいんか」 「お前…うるさいじゃボケぇー」 俺は洋司の脇に蹴りを入れるフェイントをいれ、洋司は腕で脇をガードした。 あっさり引っ掛かった洋司の膝を前蹴りで蹴った。 普通なら曲がらない膝が逆に曲がり前のめりになった洋司の顔面におもいっきり膝蹴りを入れた。 洋司は痛さでのけ反った。 俺は洋司の髪を掴んで何回も何回も膝で顔面を蹴った。 しばらくするとヒデと順也君に止めら素に戻った。 洋司は鼻が折れ、鼻血と口からの血で服が真っ赤に染まっていた。 俺のズボンにも血がついていた。
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