春樹と沙羅

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『…ん…こんな時間か』 カーテンの隙間から差し込む光で目が覚める。 私の隣ではまだすやすやと眠る春樹の顔を眺める。 こんな朝を迎えるのは何度目だろう…? 大学生だった数年前、バイトで知り合った春樹とお酒を飲んでそのまま体を重ね、朝を迎えるようになった。 拒むことは…できなかった。 春樹が好きだったから。
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