593人が本棚に入れています
本棚に追加
首筋、鎖骨、胸…くすぐるようにキスを降らしていく春樹に抵抗できるわけもなく、そのひとつひとつに声をあげる。
『あぁッ…はぁ…春樹…もぉダメ…ッ』
散々触れられた身体は、熱を持ちじんわりと汗ばんでくる。
『沙羅…やらしーのな。』
そう言われた瞬間に、深く深くまでに春樹を受け入れていた。
『ッ…ああッ!!…春樹ッ…』
縋るように腕を伸ばし、抱きつく大好きな人。
その瞳が誰を映していても、この夜が酔いに任せた勢いでも、これが泡沫の夢でも…それでもいい。
春樹は…今だけは私を、私だけを見てくれているから。
最初のコメントを投稿しよう!