春樹と沙羅

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『…ん…』 何時だろう? カーテンの隙間から射し込む陽射しに目が覚める。 手探りで携帯を探そうと起き上がる。 『まだ6時前…』 セミダブルのベッド、私の隣で空ろな目をしている春樹がつぶやく。 『起きて…たの?』 『お前がモゾモゾ動くから起きた。今日、日曜だろ?ゆっくり寝ようぜ。』 そう言って春樹は、私を抱き締めて寝息をたてはじめる。 その横顔に、安心して私もまた眠ってしまった…。
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