初めてのデート
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一瞬トリップしていた頭が、あくあの声で現実に戻る。 『どうしたの?誰から電話?』 心なしかぷぅっと膨れたあくあが私の隣にいる。 『…実は…春樹がね…』 ──カランカランッ 『もう来た…』 『え?』 げんなりしたあくあの表情を見たあとに、入り口を見る。
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