No.1『拉致』

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ポツリ 手に持ったバケツから水滴が落ちた。 高校の12クラス続く長い廊下。 2人の男子生徒[わいと悠介]はバケツをもって、立たされていた。 「今時、バケツ立ちって希少価値やで」 『それは僕も同感だ。 この高校の方針が分からん』 2人は小さく嘆いていた。
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