rain

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土砂降りの雨が降り続く窓の外を眺めながら、俺は窓枠に肘を突いてぼんやりとしていた。 立ち並ぶ高層ビルの一つ、6階の休憩室の中だった。 綺麗に接合された窓ガラスに頭をコツンとぶつける。 部屋にいるのは俺だけで、このビルにいるのも俺だけだ。
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