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「零ちゃん!」
更衣室に向かう私を誰かが呼び止めた。
「水島さん?」
私より先に帰ったかと思っていた水島さんがいた。
「どうしたんですか?」
「今日、頭叩いたお詫びが…したいかなーって・・・」
あれ?まだ気にしていたのかな?
「お詫びだなんていいですよ、今は触らなければ痛くないですし」
「それじゃ俺の気持ちが…」
「…じゃあ缶ジュース一本奢って下さい!」
「え…」
「それだけで充分ですから!あ、今着替えてきますから、ちょっと待って下さいね」
それだけ言って更衣室へと走った。
何か…水島さんって、すごい律儀な人なんだなぁ…
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