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涙
「明日美の馬鹿ッッ!!!!
どうして分かって
くれないのよぉおー!!!」
私は、気が狂って
狂って 誰も止められない
状態で、自分でも怖かった。
「由香ッ、やめて!!どこに
行くのよッ!!外だけは
やめてよぉー!!!!」
私は明日美に腕を掴まれた
状態で玄関へあるいて
行った。自分でも覚えている。
家の壁にぶつかりながら
外へ出てしまった。
私は冷静になって
「明日美…お願い。
帰って…私は直也が
好きなの…。」と言い
無理やり帰らした…
下を向きながら
とぼとぼ帰っていく姿を
見ながら、私が悪いんだけど
元気を出して欲しくて
背中をポンッと
押したつもりだった…
その時、家の前を
凄いスピードで車が
通り よろめいた明日美は…
私の前から消えた
何がなんだか分からなくて
少し自分の中の時間が
止まった。
気がつくと側へ駆け寄り
必死に声をかけていた。
「明日美ッ!!息をして!!
いつもの笑顔見せてよ!!」
運転手は細い道の壁に
ぶつかりながら
逃げていった。
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