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黒いフード付きのロングコートを着て、顔をフードで隠した1人の身長から男がギルドを歩いている。そこは1本道でこのまま進むとギルドマスターのいる部屋に着く。
どうやらこの男はギルドマスターに会いに行くようだ。そしてドアの前で止まり、コンコンと2回ノックして中に入って行った。
「なんの用だ?」
男は中に入った後、書類に埋まっている、天然パーマのかかった青い髪で、ダルそうな顔して書類に目を通している男に話しかけた。
声を聞く限りでは、この話しかけた男は少年のようだ。
「忙しいところ悪いな。単刀直入に言うが、お前に学園にいってもらう」
どうやら書類に埋もれていた、男がここのギルドマスターのようだ。
書類から目を離し少年に言ったギルドマスターが忙しくさせているのだが、少年は言っても無駄なことが解っているので、口には出さない。
「どうして俺が」
代わりに学園に行くことに少年が顔を不満げにして言う。
「そりゃお前が15歳になるからだ。当たり前だろう」
この国では15歳になるとどこかの学校で教育を受けないといけないという決まりがある。
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