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「明日から学園か、とりあえず魔力を更におさえるか」
転移して家に戻って来た無月そう言って、魔力をおさえはじめた。
簡単にやっているようだが、実際に魔力をおさえるのは、かなり難しい、というか人間には出来ない筈なのだが、なぜか無月にはそれが出来る。
他の人が魔力を抑える時には、魔力をおさえるためのアクセサリーがあり、それを身に付けることによって魔力を抑えるのである。
「これでよし。明日の準備もできてるし…………寝るか」
無月は少し考えたあと着ていた黒いフード付きロングコートを脱いだ。
露わになった無月の容姿は、黒い後ろ髪を背中まで伸ばしゴムで1つに縛り、顔は目元まで伸びた疎らな真っ直ぐの前髪があり、髪の間から見える黒い目は鋭く、近寄りがたい雰囲気を出している。
寝るとき用の外着に着替えた無月はベッドに寝こがり、スヤスヤと寝始めた。
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