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「学園長が呼んだから、なにかあるとは思ったけど、混沌の支配者だったなんて」
信じられないようで呆然となりながら呟いく。当然の反応で、まだ自分より幼い少年が世界最強と言われても信じきれるものではない。
そんな椿に無月は無言のままギルドカードを見せる。
「うわー、これが世界に2つしかないZランクのギルドカード。私も欲しいな~」
呆然としていた椿だが、ギルドカードを見ると疑いがとんで、ギルドカードを夢中で見ている。
「話しを進めてよろしいですか?」
それを見ていた学園長は夢中になっている椿に声をかけた。
「え?あ、はい」
声をかけられた椿は少し恥ずかしそうに答えた。
「まず、これに魔力を流してください」
学園長は無月に透明なテニスボールーぐらいの大きさの球体の水晶を渡す。
無月がそれを受け取り魔力を流すと、綺麗な黒色と白色の光を放つ。
「だいたいSランクぐらいの魔力ですね。兄から聞いていましたが驚きですね。まあ、これなら大丈夫でしょう。では闇と光、どちらを使いますか?」
光の強さを見て学園長は大丈夫と判断し、闇と光のどちらを使うか訊いた。
2つの属性をもつ者も居るが闇と光は無月しかいない。
「闇で」
無月はどちらも使いこなせるが、なんとなくで闇に決めた。
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