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戦い……抗い……狂いそうになる日常。
戦いに継ぐ戦いの日々……それでも二人は生き残った。
同じ私立の中学校に通う慕と輝魅は幼馴染み。お互いが同じ力を手に入れたと知った彼女達は共に戦い敵を打ち破る。協力すればお互いの力が欠点を補い合える事を知った。
その日から次々に現れる敵を打ち倒しながら終闇の戦いを二人で生き抜いて行った。友情を超えた関係、二人ならどんな困難も乗り越えられると信じられた。
しかし……その二人に人の心が、思いが暗い影を落して行く。
通夜輿 慕は戦いを経る内にいつしか倒した相手の命を奪い始めた。
輝魅はやめるように言い続けたが慕はやめない。戦いを挑んで来る者、二人を傷つけようとする者に慕は容赦をしなくなった。
敵……欲望に捕らわれた彼等に掛ける情けなど不要だと。殺してあげる事が救いなのだと慕は言う。
そして、一人、二人と次々に命を奪ううちに慕には歯止めが利かなくなる。
ついには倒した相手の命を奪う事が当たり前となってしまった。
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