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「相変わらず賑やかだなここは。」
俺達の住むこの"銀桜市"では１番広く、様々な種類のゲームを置いている"メガパーティー"は何時でも賑やかだ。
大体は１０代の奴等が多く見られるが、家族連れなんかも色々と見る。様々な年代が遊べる物を置いているから人気なんだな。
「さて、なにすっかねぇ。」
先程両替した百円の束を握り、辺りを見渡す。まだ入り口付近じゃやりたいゲームは見当たらない。
「彩歌、ボケッとするなよ。迷子とか洒落になんねぇから。」
「えっ？あっ、うん。」
物珍しそうに辺りを見渡していた彩歌が慌てて近付いてきた。そして俺の手を握った。
「こうしてるとカップルみたいだね。」
「あぁ、そうだな。行くぞ。」
「…………つまんない。」
どうやら俺が慌てる様を見たかったらしい。こんな場所では冷静なんだよ俺は。
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