二時間目~決意~

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「そうじゃな。その魔法具に少量の魔力を流し込むと発動するんじゃ。」 「なるほど、わかりました。それでは失礼します」 「待つんじゃ」 「何でしょうか?」 「魔法具の効果を知らんじゃろう?」 確かにそのとおり。迂闊でした。 「そうでした」 「発動と同時にその中に入り込むんじゃ」 「中に入り込む?どうやって出ればよいのですか?」 「そうせかすでない。中で1日経つと自動的に外に出られるようになっておる」 「便利ですね」 率直な感想を述べた。 「確かにそうじゃが、中で1日経つと外では一時間しか経ってないことになるんじゃ」
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