最後のメール~夏の終わり~

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最後のメール~夏の終わり~

あの人の声が聞けなくなってから 3ヶ月が経っていた。 私がメールを送らなければ きっと終わる。 簡単な事だった。 返事のない相手を追いかけ続けるのに悲しくなった。 毎日毎日、鳴らない携帯を開けるのもつらかった。 手詰まりだった。 もうあきらめよう‥‥‥ これが私の答えだった。 でも怖かった 私の思い出の中から あの人を忘れなくちゃいけないのが怖かった。 あの人より追いかけたい。 と思える人はもう現れないんじゃないか? 気持ちを奮い立たせて 最後になるメールを あの人へ打った。 本当は、あの人に会えたら言いたかった言葉だった。
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