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一本の電話
仕事へ向かう為
車を走らせていた時に
電話が鳴った―。
「少ししか時間がないけど一緒にいようか?」
信じられない言葉だった。
この言葉しか今では
思い出せない。
7年経った今でも
この言葉だけは印象に残る言葉だった。
また下腹の奥がキュンと
引き締まった。
この後
晃くんからの電話で
また悲しくなる事が
起きるとは夢にも思っていなかった。
「本当ぅぅ?」
「ああ。じゃあ今日の7時な。」
「うん。楽しみにしてるね。」
早くあの人に会いかった。
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