1人が本棚に入れています
本棚に追加
あの人と会う約束の時間まで
あと何時間もない夕方だった。
その時私は最高潮に
舞い上がっていた。
この幸せを誰かに話したくて、
話したくて仕方なかった。
あの人との約束までの時間を何時間も前から
指折り数えて支度をした。
夜の仕事も休みを取った。
そんな中、
申し合わせたかの様に
晃くんから電話がかかってきた。
晃くんは私より2つ歳が下な事もあってか?
私に対して何故かいつも敬語で話してくる。
最初は、たわいもない話から始まった。
「最近お店に来ないんだねー。?」
「そのうちまた会いに行きますよ。」
そしてサラっと言った―。
「そう言えば、ずっと前に紹介した――さん。彼女が出来たみたいですよ。」
最初のコメントを投稿しよう!