途切れた道

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途切れた道

突然、電話という唯一の接点がきれてしまったのは 初めて出会ってから1ヶ月後の事だった。 今までは会えなくても 電話をかければ声が聞けた。 声が聞けると嬉しくて あの人が言う一言で 1日が頑張れた。 まだ1度しか会った事のない人だけど どんどん引き込まれる様に夢中になった。 でも私に勇気と自信がなくて、なかなか次の約束ができないままになっていた。 そして― プッツリ糸が切れてしまった。 もう会えないかもしれない‥‥‥。 嫌われたかもしれない‥‥。 悲しみと後悔が私の心を独占しはじめた。 その時 涙がこぼれ落ちた‥
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