風に舞う粉雪

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―誰かが俺を呼んでいる。 目を覚ましてと呼んでいる。 あぁ、そうだ。ここは夢の中なんだ。 「早く目を覚まして。」 俺を呼ぶのは、聞き覚えのある声。優しくて、暖かい声。 ―そうか、俺を呼ぶ声は君なんだね? その声に導かれ、俺は目を覚ました。
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