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普段怒らない玲於だったので、二人は少し驚いたがまた言い放つ。
「まぁ…こうやって言ってる弟のことを考えてもみてないだろうな。
まったくよぉ。しょーもない兄貴としか言えねぇよねぁ。」
はははっと二人は腹を抱えて嘲笑する。
そんな一人の腹に思いっきりの拳がめり込んだ。
2メートルも吹き飛ばす拳を放ったのは玲於だ。
「兄貴をっ……
兄貴を馬鹿にするなぁっ!!!!!」
するといきなり辺りが寒くなり始めた。
いきなり校舎の中に強い寒風が吹く。
集まり始めた野次馬の誰もが冷たい風に顔を覆った。
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