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緋埜耶は黙ったまま席につく。 「おい…挨拶くらいしたらどうだ?」 はっと緋埜耶は嘲笑し、 朝食を食べはじめた。 「本当におまえはっ! そういう所が曲がっとる!!」 ガチャンっ 緋埜耶は勢いよく茶碗を置いた。 それまで黙っていた母も流石に動揺を隠せない。 「曲がってて結構。ごちそーさん。」 と言ってさっさと部屋に戻ってしまった。 玲於はやれやれと思いながら、箸を動かした。
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