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「今から学校に伺います。…はい…。はい。失礼します…。」 母は受話器を置き、珍しく自分から降りてきた緋埜耶に向き合う。 「玲於が… 玲於がいなくなったの…。 突然…姿を消したって…。」 緋埜耶は夢でも見ているような、 不思議な感覚に陥るのを 静かに受け止めた。
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