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夢を見ていた気がする。
長い、長い夢。
6本の別れ道の前で
立ち尽くした私は、
道の分岐点に立つ人物の
声を聞いた。
自分の進むべき道を選び、
進め。
私は何かに導かれるように、
その内の1本の道に
足を運んだ。
一歩踏み出したその先から、
誰かの歌声が聞こえた。
その道を進むにつれて
歌声は大きくなり、
私はその歌に
引きつけられるように
歩き続けた。
やがて、光が見えた。
私は瞬く間に
その光に包まれ、
次の瞬間
私の意識は無くなった。
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