第1話

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簡単に朝食をとり、まありは鞄を手に取り玄関に向かう。 その途中、母親が起きてきた。 夕べも残業だったみたく、半分寝ているような顔をしている。 まあり「お母さん、おはよ~」 母親「おはよ~…ふぁ~。」 大きな欠伸が漏れる。 まあり「朝食作ったから、食べてね!行ってきまーす」 母親「行ってらっしゃーい」 母親に見送られ、まありは外に飛び出した。 歩いてすぐの駅へと向かう。 駅に着くと、ちょうど電車がきた。 まありは電車に乗ると、吊革に掴まった。 朝の電車は混んでいて、最近慣れてきた。 コツン 頭を軽く小突かれた。 「おはよ」 振り返るとまありの恋人の平沢景だった。 自然に顔がにやける。 まあり「おはよ~」 .
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