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簡単に朝食をとり、まありは鞄を手に取り玄関に向かう。
その途中、母親が起きてきた。
夕べも残業だったみたく、半分寝ているような顔をしている。
まあり「お母さん、おはよ~」
母親「おはよ~…ふぁ~。」
大きな欠伸が漏れる。
まあり「朝食作ったから、食べてね!行ってきまーす」
母親「行ってらっしゃーい」
母親に見送られ、まありは外に飛び出した。
歩いてすぐの駅へと向かう。
駅に着くと、ちょうど電車がきた。
まありは電車に乗ると、吊革に掴まった。
朝の電車は混んでいて、最近慣れてきた。
コツン
頭を軽く小突かれた。
「おはよ」
振り返るとまありの恋人の平沢景だった。
自然に顔がにやける。
まあり「おはよ~」
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