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景「まあり、仕事慣れてきた?」
陽に照らされて、茶色の髪の毛がキラキラ光っている。
まありが見惚れていると、不意に景が聞いてきた。
まあり「うん。慣れてきたよ」
過去に虐められ、いろんなことがあった。
そんな、まありを景はいつも気にかけてくれる。
まありは、高校卒業して近くの図書館で簡単な事務の仕事をしている。
高校からも近い場所で、景と電車の時間が一緒になる。
景「そっか!じゃ安心だな」
まありの言葉に、景の顔がパァと笑顔になる。
まありが1番好きなあの笑顔。
そう…、おひさまのような笑顔。
まあり「景くん、私の事を心配してる場合じゃないんじゃない?進路決まりそう?」
景は三年生になり、就職か進学か悩む時期にきていた。
景「大丈夫だって!だいたい決めてるし☆まありが大事なんだよ」
まあり「ありがとう…」
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