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金次と合流して俺達はみんなである所へ向かった。
運転手はヒラ。この頃の運転役は大概コイツだ。顔が魚にも似ているこいつの別名はヒラメ交通。
彼はその名前に恥じない由緒正しいアッシーだが決して彼のポストを羨む者はいない。アッシーの名を欲しいままにしている。
ヒラからしてみれば割りに合わない話である。
「ねぇ何処行きょん?」
何も知らないゲンが後ろで寝そべって言う。コイツは女が来るまでは寝るタイプだ。
「それはお楽しみよ♪ゲン!お前寝ようる段じゃないど!」
ヒデヨシはノリノリで言う。ゲン以外は皆テンションが高い。
「もしかしてオナゴ?」
ゲンは小指を立てながら質問した。
「シっ!今からヒラが電話してみるけぇ。」
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