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「桂小五郎、高杉晋作、吉田稔麿、久坂玄瑞の松門四天王かと…。」
その言葉を聞いた瞬間、椿は頭がカァッとなった。
「そう…彼奴等が桜を殺したの…。」
言葉は冷静だが恐ろしい程の殺気を放っている椿に八人は息を呑む。
「皆…聞きなさい。烏の報告によると、長州は今京に上ってきているらしいわ。だから貴方達に指令を下します。」
椿は八人の顔を見る。
「長州の人間を虱潰しにさがして四人の居場所を聞き出しなさい。刃向かう者は殺しても構わないから。鬼城の誇りの為にも絶対探し出しなさい。」
「「「「御意…。」」」」
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