1735人が本棚に入れています
本棚に追加
「基本は夜間行動とします。皆…無理をしてはいけませんよ。」
そう言う椿は辛そうに微笑む。
「椿様…任せて下さい。」
烏は笑顔を向け、他の七人もそれに笑う。
「我等は伝説の忍『鬼城一族』です。その名に恥じぬ働きをしてみせましょう。」
「皆…頼みます。散!」
バッ
椿が掛け声をかけた瞬間、八人は風と共に消えた。
椿は息をつく。
「やっと…やっと始まったよ、桜…。お前の無念は皆と必ずはらすからね?」
ギュッと己の拳を握り、椿もその場から姿を消した。
最初のコメントを投稿しよう!