―逢―

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ハッ… 「そうだった…。」 ケラケラ笑う呑気な沖田を前に土方が青ざめる。 「あ、ところで最近やたらと長州の浪士達が切り殺されている件…何か分かったんですか?」 「…。」 「分からないんですね?」 沖田が問うと、 「あぁ。」 と小さく返事が返ってきた。 そんな土方を見て、沖田は息をつく。 「珍しいですねぇ。山崎さんが調べても分からないなんて。」 沖田が不思議そうにしていると、 「ほんまやで!」 威勢のいい関西弁が聞こえ、天井裏から監察方の山崎烝が降りてきた。 .
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