1735人が本棚に入れています
本棚に追加
ハッ…
「そうだった…。」
ケラケラ笑う呑気な沖田を前に土方が青ざめる。
「あ、ところで最近やたらと長州の浪士達が切り殺されている件…何か分かったんですか?」
「…。」
「分からないんですね?」
沖田が問うと、
「あぁ。」
と小さく返事が返ってきた。
そんな土方を見て、沖田は息をつく。
「珍しいですねぇ。山崎さんが調べても分からないなんて。」
沖田が不思議そうにしていると、
「ほんまやで!」
威勢のいい関西弁が聞こえ、天井裏から監察方の山崎烝が降りてきた。
.
最初のコメントを投稿しよう!