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「も…申し訳ありません。」
泣いて謝る椛に椿は優しく笑いかけた。
「いいよ。気にする事はない。」
「しかし…私が納得できません。掟通り…「やめなさい。」
いつもとは違う口調で言葉を遮られ、椛は肩をビクッとさせる。
「命を粗末にするのだけは許しません。あの掟はもう関係ないと言ったでしょう?」
椿は椛の頭を撫で、言った。
「それにね…分かったのよ…。
桜の仇が…ね。」
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