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やっとの事で
玲を捕まえたのは
屋上の扉の前だった。
｢どうしたんだよ?｣
｢…ｸﾞｽｯ…だっ…
ﾋｸｯ…てぇｸﾞｽｯ…
爽…があ…｣
｢俺が？どうしたの？｣
｢神田…ﾋｸｯ…とかぁ…ｸﾞｽｯに…愛想…ｸﾞｼｭ…よくして…たっからぁ…ｸﾞｽｯ｣
｢してたから？｣
｢寂しくﾋｸｯ…ってぇ…ｸﾞｽｯふぇー…ﾋｸｯ｣
｢……ごんね？
俺さ玲が俺の事
大嫌いって言ったの照れ隠し
って解ってたのに
玲の大嫌いは大好きなのに…
いっつも俺ばっか好き好き言ってから…
玲…ごめんね。｣
｢…うぅ…ｸﾞｽｯ…
あき…もぉ…ごめっ…っね？
大…好きっ…ｸﾞｽｯ｣
玲は泣いたり２人で居るとき
自分の事『あき』って言うんだ。
てかてか!!
玲からの大好きが出ました!!!
超可愛い!!!!
｢玲可愛い。｣
｢…ｸﾞｽｯ…
かわ…いく…
ない…もん…ｸﾞｽｯ…｣
あらあら
無自覚ですか..。
｢ほら..もう泣かないの。｣
親指で玲の涙を拭う。
｢…ｸﾞｽｯ…うぅ…
ｸﾞｼｭｯ…ひっく…｣
｢玲…｣
｢…ﾋｸｯ…な…
んぅ…ふぅ…あっ…んっ｣
泣いてる
玲にキスを
落とした。
｢もお…ﾋｸｯ…
なｯ…にｯ…｣
｢ん?玲が
可愛かったから…？｣
｢…ぎもんけぇ？…ｸﾞｽｯ｣
｢…ﾌﾌﾌｯ
玲、愛してるよ。｣
―えんど―
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