序幕

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アレーン『…シンドラさん。おはよう。』 少しだけ大きな声で、言った。シンドラと呼ばれたその女は、モゾモゾと動き始めた。 シンドラ『…ん?もう来たの、フレッド。』 白々しく男の名前を呼んだ。 嗚呼、苛々する。 アレーン『…まだ、男遊びを続けてるみたいね。』 そう呟き、私はベッドに座り込んだ。 シンドラ『…っ…誰!?』 ようやく私に気付いたのか、叫ぶような声が返って来た。
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