Episode-01:雲が生まれた日

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実技の内容を説明しよう。 この試験は、実体ホログラムで作り出された『擬似市外地』で行われる。 受験者はスタート地点から数十キロメートル離れたゴール地点を目指す。 途中にはさまざまな障害とターゲットが設置されている。 ターゲットは全部で100体あり中には破壊してはいけないフェイクもある。 障害は『スフィア』という自動発射装置で、受験者を見つけると攻撃してくるシステムになっている。 スフィアには小型と大型の狙撃型、飛行型がある。 試験では、いかに素早く、的確にミッションを遂行できるかがためされる。 そのため、ターゲットの破壊とゴールへの到達を、25分以内に行わなければならない。 ・・・とまぁこんな感じだ。 試験官 「・・・説明は以上です。なにか質問はありませんか?」 クラウド 「ありません」 試験官 「それでは試験を開始します」 目の前に赤いランプが映し出されカウントが開始される。 ピッ・・・ ピッ・・・ ピッ・・・ ピーン ランプは赤から青へ色を変えた。
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