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実技の内容を説明しよう。
この試験は、実体ホログラムで作り出された『擬似市外地』で行われる。
受験者はスタート地点から数十キロメートル離れたゴール地点を目指す。
途中にはさまざまな障害とターゲットが設置されている。
ターゲットは全部で100体あり中には破壊してはいけないフェイクもある。
障害は『スフィア』という自動発射装置で、受験者を見つけると攻撃してくるシステムになっている。
スフィアには小型と大型の狙撃型、飛行型がある。
試験では、いかに素早く、的確にミッションを遂行できるかがためされる。
そのため、ターゲットの破壊とゴールへの到達を、25分以内に行わなければならない。
・・・とまぁこんな感じだ。
試験官
「・・・説明は以上です。なにか質問はありませんか?」
クラウド
「ありません」
試験官
「それでは試験を開始します」
目の前に赤いランプが映し出されカウントが開始される。
ピッ・・・
ピッ・・・
ピッ・・・
ピーン
ランプは赤から青へ色を変えた。
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