751人が本棚に入れています
本棚に追加
フラガ
「Next turn left.(次の角を左です。)」
クラウド
「はいよっ」
廊下に小刻みで控えめな足音が響く。
フラガ
「Here.(ここです。)」
ある扉の前で止まる。
クラウドは深く息を吸い込み、それに呼応した流れるような動作でドアを蹴破る。
ダァァアン!!!
でかい音がした。
部屋の中には、窓際から外のシルエットを狙撃している大型スフィアがいる。
騒音に気付いたスフィアは、180度回転しクラウドを射程にいれた。
ブリュー
「Master!?In covert action?(隠密行動中じゃないんですか!?)」
クラウド
「最後くらいいいんだよ。見つかったほうが面白いし」
クラウドがそう言い終わるのと同時にスフィアが攻撃を開始した。
スフィアの射撃は的確にクラウドを捕らえている。
クラウドは攻撃をジグザグの軌道を描くステップで回避し、段々とスフィアとの距離を詰めていく。
ある距離まで近づくとクラウドは高くジャンプした。
スフィアは空中のクラウドを容赦なく攻撃。
クラウドは左手を前にだしシールドを張って防ぐ。
そして落下の勢いを利用し、フラガラッハをスフィアに突き刺し、腰からブリュナークを抜きスフィアに向けてトリガーを引いた。
最初のコメントを投稿しよう!