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クラウド
「・・・予想通りか」
2時方向にいるスフィアは、位置関係や高低差の影響で他のスフィアからは『死角』となっていた。
クラウド
「ブリュー狙撃いくぞ」
ブリュナーク
「Raja.」
クラウドはブレードフォームのブリューナークをスナイパーライフルのように構える。
すると円形のサイトが現れ、ターゲットであるスフィアが拡大表示され、ブレードフォームの剣先にビリヤードの球くらいの魔力弾が現れた。
クラウド
「距離にして、150ってとこか」
クラウドは片目でサイトを覗き込み呟く。
ターゲットであるスフィアは狙われてるとも知らずに、シルエットを攻撃し続けている。
クラウド
「当たれよ・・・ッ」
願望を呟き、クラウドはトリガーを引く。
魔力弾は急激に圧縮されると、スフィアに向かって高速で発射される。
スフィアは攻撃に気付いたが、そのときにはもう遅い。
高魔力弾はスフィアを貫いた。
フラガ
「0.6cm error.(誤差0コンマ6cm)」
クラウド
「あぶねぇ・・・あと0.2程ズレてたら爆破するとこだったぜ」
そう言って額の汗を拭う。
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