Episode-01:雲が生まれた日

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目の前に暗闇が広がる・・・ (まぁ目を閉じてるからな) この風景になってから何秒たっただろう。 クラウドはそう考えていた。 目を閉じてからいくら経っても魔力弾がヒットした感覚がない。 クラウドは恐る恐る目を開ける。 すると目の前には「Mission Complete」の文字が浮かび上がっていた。 魔力弾のヒットより僅かな差でクラウドは先にゴールしていたのだ。 クラウド 「ははっ・・・」 渇いた笑いがこぼれるのと同時に緊張解け、全身の力が抜ける。 クラウド 「なんとか・・・なったか」 周りを見渡しながら呟く。 すると試験官からのアナウンスがはいった。 試験官 「お疲れ様でした。クラウド・ノア三等空尉、以上で実技試験の内容は終了となります。結果は数分後にお伝えしますので、待合室にて待機していてください」 とのこと。 クラウド 「お疲れさん。ブリュー、フラガ」 ブリュー・フラガ 「Congratulations are.(お疲れ様でした)」 そういって二つのデバイスは腕輪型の待機形態へと戻った。
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