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待機室
待機するだけには広すぎる部屋。まるで食堂だ。その部屋は他の受験者や試験官で賑わっていた。
クラウドが部屋に入るとアーシェが駆け寄って来る。
アーシェ
「お疲れ。どうだった?手応えは?合格できる?」
とても不安そうな声と表情。
まったくコイツは、とクラウドは思いながら質問に答えた。
クラウド
「まぁ楽勝だったな。手応えはまぁまぁ。合格は・・・できるんじゃね?」
なるべく心配させないように笑いながら全部の質問に答えた。
アーシェ
「ょかったぁ・・・。自分から副隊長に誘っといて、あたしのミスでなれませんでしたじゃ、申し訳なさすぎだよぉ・・・」
クラウド
「大丈夫だって。
ところでさ、試験の結果って普通3日後とかに通知じゃなかったけ?」
アーシェ
「うん、普通ね。でも今回は急用だからその日に審査して貰うことにしたの。ちょうどココにも知り合いの教官がいるしね」
クラウド
「隊長って結構顔が利くんだな」
アーシェ
「一応過去にエースを語ってましたから」
少し寂しいそうな顔になる。
クラウド
「・・・で知り合いの教官って?」
アーシェ
「エースオブエースって言えばわかるかな??」
その言葉を聞いてクラウドの表情が固まる。
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