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魔導師ランク試験から数日後・・・
時空管理局 機動六課設立日
本来なら食堂である空間は今はその姿を潜めている。
机や椅子は片付けられ、その代わりにフォワードメンバー、バックヤードスタッフ、メカニックなど50名程の部隊員が整列していた。
「・・・全員が一丸となって事件に立ち向かっていけると信じています。
まぁ、長い挨拶は嫌われるんで以上ここまで。
機動六課課長及び部隊長、八神はやてでした」
部隊長である夜神はやては、整列してる隊員の雰囲気とは裏腹に軽いノリで設立の挨拶を締める。
すると隊員達から盛大な拍手が贈られる。
その中にはスターズやライトニングといった分隊員の姿も見受けられる。
クラウドの姿は・・・もちろんない。
別にランク試験に落ちたからではない。
試験のほうはむしろ、歴代3位という素晴らしい記録を叩き出していた。
ではなぜこの場にいないのかというと単に『面倒』だからである。
そのクラウドはというと隊舎の目の前にある海岸をブラブラしていた。
アーシェ
「あぁ~ッ!!!いたッ!!!」
設立の挨拶も終わったので!アーシェはクラウドのことを探していた。
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