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アーサー
「しかし、本当に薄気味悪りぃところだな・・・」
キャリー
「こんなに沢山の命を弄ぶなんて、酷すぎます・・・」
部屋には数十にも及ぶ生体ポッドが並んでおり、中には実験に使われていたであろう生物や製造途中の人型の生き物が腐敗していた。
キャリー
「執務官っ!!」
アーサー
「どうしたっ!?」
キャリー
「この先の部屋から3つの生命反応が確認されています・・・」
アーサー
「研究者がまだ残っていたのか・・・いや、ありえん。とにかく行ってみるぞ」
生体ポッドが壁沿いに並べられた部屋の隅に他とは少しかわった自動式のドアがあった。
キャリー
「この先ですね・・・」
アーサー
「あぁ・・・」
ドアは近づいても開かず、暗証番号入力式のようだ。
アーサー
「キャリー、ハック可能か?」
キャリー
「少し待ってください」
キャリーはそう言うと、デバイスを取り出し入力装置と接続し、ホログラムキーボードを叩き始めた。
キャリー
「ハッキング完了しました。開けますよ?」
アーサー
「あぁ」
キャリーがボードのエンターキーを押すと扉が開いた。
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