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キャリー
「執務官っ!!これを見てくださいっ!!」
研究資料を調べていたキャリーはある記述を見つけた。
アーサー
「これは・・・」
キャリー
「人体生成計画・・・」
アーサー
「間違いない。コイツらはクローンなんかじゃない・・・
『一から』造られた完全な人間だ」
キャリー
「・・・そんなこと本当に可能なのでしょうか？」
アーサー
「わからんが・・・目の前に答えがある・・・」
二人は３つの生体ポッドを見上げた。
２つのポッドの中身はふつうの人間の姿をしている。
しかし残りの１つはサイズが小さく、見た目は人間だが『翼』がはえていた。
アーサー
「融合騎か・・・。コイツら二人に合わせて造られたオリジナルってわけだな」
資料を見ていたアーサーはそう呟いた。
キャリー
「融合騎がいるということは、この子達が造られた理由は・・・」
アーサー
「あぁ、戦闘目的だな。ヤツら人造人間で軍団でも作って戦争でも始めるつもりなのか・・・」
キャリー
「執務官、外で一度本部に連絡を入れてきます。
この部屋は通信遮断されているみたいなので」
アーサー
「あぁ、コイツらの保護も頼んどいてくれ」
キャリー「了解しました」
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