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キャリーは部屋をでていき、残されたアーサーはポッドを調べ始めた。
(助けて・・・)
アーサー
「!?」
(お願い・・・ここから・・・ここから出して)
アーサー
「・・・お前・・・なのか?」
アーサーはポッドの中の少女に尋ねる。
(お願い・・・出してっ!!!)
念話のようにアーサーの頭の中で声が響く。
アーサー
「・・・待ってろ、今出してやる!!!」
アーサーはポッドの開閉装置を探した。
アーサー
「これか!!!」
装置のボタンを押すとポッドの壁面が開き、液体が排出し始めた。
液体の排出が終るのと同時に中の少女が倒れ込む。
アーサー
「っと」
倒れ込む少女をアーサーは受け止める。
アーサー
「おいっ!!!大丈夫か!?」
少女
「ん・・・」
少女はうっすらと目をあけアーサーを見つめると
安心したように微笑み、気を失った。
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